satoshiabe.jp : Installing FreeBSD 6.0 on an IBM ThinkPad T41
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まえがき
このページでは、自分が FreeBSD をインストールする手順を備忘録としてまとめている。 FreeBSD 自体をインストールした後、X 環境を構築し、いくつかのアプリケーションを導入して、デスクトップ用途として使用する。 確認したマシンは、IBM ThinkPad T41 (2372-9FJ) だ。 尚、メインメモリを 512 MB から 1024 MB へ増設している。 また、インストールには USB フロッピーディスクドライブを使用する。
ブートディスクを用意する
フロッピーディスクからブートして FreeBSD をインストールする。 インストールに必要なファイルをインターネット経由で取得することになる。 そのため、インストールする際にマシンがインターネットに接続されていることが条件だ。 http または ftp で外部ネットワークに接続できれば良い。
フロッピーディスクドライブからのインストールは少し面倒だ。 フロッピーディスクの読み書きが遅いことも理由のひとつ。 ただし、手軽にネットワークインストールできるので重宝している。 CD-ROM や DVD-ROM からのインストールと異なり、必要なファイルの最新版を取得してインストールできる、というメリットがある。
インストールガイド を参考にブート用のフロッピーディスクを用意する。 3 枚のフロッピーディスクが必要となる。 必要なファイルは boot.flp と kern1.flp と kern2.flp だ。
ftp://ftp.freebsd.org/pub/FreeBSD/releases/i386/6.0-RELEASE/floppies/
dd コマンドでフロッピーディスクに書き込む。cp コマンドではなく。
# dd if=kern.flp of=/dev/rfd0
インストール開始
boot.ftp ファイルが保存されているフロッピーを USB フロッピーディスクドライブに挿して、マシンを起動する。 読み込みにしばらく時間がかかる。
そのうち、kern1.flp を挿してくれ、というメッセージが表示される。 kern1.flp を挿して Enter を押下する。
そのうち、kern2.flp を挿してくれ、というメッセージが表示される。 kern2.flp を挿して Enter を押下する。
そのうち、boot.flp を挿してくれ、というメッセージが表示される。 boot.flp を挿して Enter を押下する。
その後、いつものインストールの画面が表示される。
インストール時の備忘録
keymap を jp106 に変更する。
エディタを /usr/bin/ee から /usr/bin/vi に変更する。
パーティションの設定例は以下のとおり。
- /
- 512 MB
- swap
- 1024 MB
- /var
- 1024 MB
- /tmp
- 1024 MB
- /usr
- 20480 MB
メインで使用する一般ユーザを operator グループと wheel グループに追加しておく。
Hardening FreeBSD
Hardening FreeBSD を参考に、自分が必要と思える作業をしておく。
とりあえず、tmp ディレクトリをまとめておく。
% su - # mv /var/tmp/* /tmp # rm -fr /var/tmp # ln -s /tmp /var/tmp
アプリケーションの導入 : ntpd
インストールした後、今後、時計が狂わないように ntpd を設定する。 ここでは mfeed の ntp サーバを参照するようにしているが、最寄 - 利用している ISP の ntp サーバなど - を参照すること。
% su - # vi /etc/ntpd.conf server ntp1.jst.mfeed.ad.jp server ntp2.jst.mfeed.ad.jp server ntp3.jst.mfeed.ad.jp server 127.127.1.0 driftfile /etc/ntp/ntp.drift logfile /var/log/ntpd.log :wq
マシンを起動した際に ntpd も起動するようにする。
# vi /etc/rc.conf ntpd_enable="YES" :wq
再起動せずに起動するなら以下のコマンドを実行する。 コマンドを実行した後、ps aux | grep 'ntpd' などで確認すること。
# /usr/sbin/ntpd
アプリケーションの導入 : CVSup
cvsup パッケージをインストールする。
$ su - # pkg_add -r cvsup
設定ファイルをコピーする。
# ls -l /usr/share/example/cvsup/ports-supfile r--r--r-- # cp /usr/share/example/cvsup/ports-supfile /etc # chmod 644 /etc/ports-supfile
設定ファイルを編集する。
# vi /etc/ports-supfile ### 51 行目あたり * default host = CHANGE_THIS.FreeBSD.org ### を * default host = cvsup2.jp.freeBSD.org ### に変更する。
日本に存在する、official な cvsup 用のサーバは以下のとおり。 概して、上ほどアクセスが集中する。
cvsup.jp.freeBSD.org cvsup2.jp.freeBSD.org cvsup3.jp.freeBSD.org cvsup4.jp.freeBSD.org cvsup5.jp.freeBSD.org cvsup6.jp.freeBSD.org
実行する。
# cvsup -g /etc/ports-supfile
アプリケーションの導入 : portupgrade
portupgrade パッケージをインストールする。
$ su - # pkg_add -r portupgrade
設定ファイルを修正する。 バックアップ用のファイルを作成する。
# ls -l /usr/local/etc/pkgtools.conf r--r--r-- ..... # cp ls -l /usr/local/etc/pkgtools.conf /usr/local/etc/pkgtools.conf.bk # chmod 644 /usr/local/etc/pkgtools.conf # vi /usr/local/etc/pkgtools.conf ### 以下の行を追加する ENV['PORTS_INDEX'] ||= ENV['PORTSDIR'] + '/INDEX.local' ### vi を終了する :wq
portupgrade は、INDEX ファイルがツリーの内容と同期して最新の内容であることを期待している。 INDEX.local と portsdb を、以下のコマンドで更新しておくこと。
# cvsup -g /etc/ports-supfile && portsdb -Uu
アプリケーションの導入 : Xorg
xorg をインストールする。
% su - # cd /usr/ports/x11/xorg # make install clean
以下のコマンドを実行すると、/root/xorg.conf.new が作成される。
# /usr/X11R6/bin/Xorg -configure
コピーして編集する。
# cp /root/xorg/conf.new /etc/X11/xorg.conf # vi /etc/X11/xorg.conf ### フォントの設定を追記する FontPath "/usr/X11R6/lib/X11/fonts/TrueType/" ### モジュールの設定を追記する Load "xtt" ### キーボードの設定を追記する Option "XkbModel" "jp106" Option "XkbLayout" "jp" ### マウスの設定を追記する Option "Buttons" "5" Option "ZAxisMapping" "4 5" ### トラックポイントを有効にする場合 ### /dev/sysmous をコメントアウトし、/dev/psm0 を追記する # Option "Device" "/dev/sysmouse" Option "Device" "/dev/psm0"
アプリケーションの導入 : Xfce
DNS で「自ホスト名 <-> IP アドレス」の名前解決をできるようにしていないなら、/etc/hosts に必要な情報を記述して、名前解決できるようにしておく。
# vi /etc/hosts ### 例 IP address hostname hostname.example.com ### 以下のように追記する 192.168.0.10 panther panther.example.com
Xfce をインストールする。
% su - # cd /usr/ports/x11-wm/xfce4 # make install clean
startx で起動するための設定をしておく。
# exit $ echo "/usr/X11R6/bin/startxfce4" >> ~/.xinitrc
正常に起動するか確認すること。
% /usr/X11R6/bin/startxfce4
アプリケーションの導入 : kinput2 & FreeWnn
インプットメソッド kinput2 を導入して日本語を入力できるようにする。
$ su - # cd /usr/ports/japanese/kinput2-freewnn # make install clean
かな変換アプリケーション FreeWnn を導入する。 途中、wnn ユーザを自動的に追加するか?と聞かれるので yes の y を入力して Enter キーを押す。
# cd /usr/ports/japanese/FreeWnn-server # make install clean
自動起動するように /etc/rc.conf に記述しておく。
# vi /etc/rc.conf wnn_enable="YES" :wq
起動する。 ps aux | grep -i 'jserver' でプロセスが起動してることを確認すること。
# /usr/local/etc/rc.d/Wnn.sh start # ps auxww | grep -i 'jserver' wnn 580 0.0 0.4 5012 4580 con- I+ 8:47PM 0:00.03 /usr/local/bin/Wnn4/jserver
~/.cshrc へ記述する。
$ vi ~/.cshrc setenv LANG ja_JP.eucJP setenv JSERVER localhost setenv XMODIFIERS @im=kinput2
X 環境でターミナルを起動し、以下のコマンドを実行すると「ディレクトリを作成した」のようなメッセージが表示される。
/usr/X11R6/bin/kinput2
最終的に、~/.xinitrc を以下のように記述する。 1 行目に kinput2 をバックグラウンドで実行するようにしていしておく。
/usr/X11R6/bin/kinput2 & /usr/X11R6/bin/startxfce4
日本語を入力するには、[Shift] キーを押下しながら [Space] キーをクリックすれば良い。
アプリケーションの導入 : firefox & thunderbird
Web ブラウザに firefox を導入する。
% su - # cd /usr/ports/www/firefox # make install clean
メールクライアントに thunderbird を導入する。
% su - # cd /usr/ports/mail/thunderbird # make install clean
アプリケーションの導入 : bash & gkrellm2 & gcalendar & fusenshi & kterm & jvim
bash でスクリプトを書くことがあるのでインストールしておく。
% su - # cd /usr/ports/shells/bash # make install clean
gkrellm2 は便利なデスクトップユーティリティだ。 X 環境でこれを起動させておくと、CPU や ネットワークの使用率、CPU の温度、ディスクの I/O などをほぼリアルタイムで表示してくれる。 マシンによっては、CPU 温度を計測できない場合がる。 X31 では CPU 温度を計測できないようだった。
% su - # cd /usr/ports/sysutils/gkrellm2 # make install clean
gdeskcal は、X 環境で動作するカレンダーだ。
% su - # cd /usr/ports/deskutils/gdeskcal # make install clean
fusenshi は、その名の通り、付箋紙だ。
% su - # cd /usr/ports/deskutils/fusenshi/ # make install clean
アプリケーションの導入 : kterm & jvim
デフォルトの場合、X 環境で使用するターミナルは xterm かもしれないが、これは日本語を正しく表示できない。 そのため、kterm をインストールする。 ~/.cshrc に setenv LANG ja_JP.eucJP が記述されてあること。
% su - # cd /usr/ports/japanese/kterm # make install clean
kterm を起動する際にはいかのオプションを指定すると良い。
% kterm -km euc -sb
/usr/bin/vi では、日本語を入力できない。 jvim を導入し、vi ライクな環境で日本語を入力できるようにしておく。
% su - # cd /usr/ports/japanese/jvim # make install clean
サウンドの設定
音を出すためサウンドデバイスの設定をする。
% su - # ls -l /boot/default/loader.conf -r--r--r-- 1 root wheel ..... # cp /boot/defaults/loader.conf /boot/default/loader.conf.bk # chmod 644 /boot/defaults/loader.conf # vi /boot/defaults/loader.conf ### 296 行目あたりに snd_driver の行で NO を YES に変更する snd_driver_load="NO" # All sound drivers ### vi を終了する :wq
リンク
FreeBSD のインストール (jp.freebsd.org)
Hardening FreeBSD (bsdguides.org)